関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
石狩市は、かつてサケやニシン漁で栄えたが、時代の移り変わりとともに、現在の市街地である花川地区の宅地造成や石狩湾新港・工業団地の開発が進んだことから、急速な発展を続け、より豊富な地域資源や可能性を秘めた都市へと成長を遂げてきました。総人口は、1920年~1970年の約50年間、概ね2万人~2万5千人程度と横ばいで推移してきましたが、1965年以降大きく伸び、2005年の3市村合併時にはピークとなる約6万人を記録するものの、その後は減少に転じており2020年以降も減少が続く推計結果となっています。出生・死亡数の推移をみると、出生数は1973年の花畔団地分譲開始後、順調に増加し続けてきましたが、1983年をピークに概ね横ばいか緩やかに減少傾向となっています。一方、死亡数は、1970年以降増加傾向となっています。
また、転入・転出数の推移をみると、転入数は1978年前後に大きく増加しており、その後も1996年までは毎年3,000人を超える高い水準で推移していましたが、2000年代に入ってからは転入数と転出数が概ね同数で推移している状況です。2010年から2015年の性別・年齢階級別の人口移動をみると、男女ともに「15~19歳→20~24歳」の減少数が多くなっており、大学進学や就職等に伴う市外への転出増が主な要因であると考えられます。また、男性は「25~29歳→30~34歳」~「40~44歳→45~49歳」までは、転入が転出を上回る傾向となっており、住宅購入による他地域からの転入や進学等に伴う転出後のUターンなどが要因の一つと考えられます。一方、女性も男性とほぼ同様の傾向ですが、「35~39歳→40~44歳」~「45~49歳→50~54歳」では、転出が超過していることが特徴的です。
このように近年では、全国的な社会背景と同様に人口減少・少子高齢化が進行し、それに伴う地域コミュニティ崩壊の懸念や社会保障費の増大、大都市への人口流出など、まちを取り巻く環境が大きく変化しており、成長基調から成熟・縮小の時代を迎え、まちづくりの次のステージに立っています。社会経済構造が大きく変革している中、人口減少・少子高齢化の現状を放置すれば、本市が抱える過疎地域において、買物弱者の増加や公共交通手段の減少など、集落の生活環境が悪化することにより、大都市圏への人口流出が増加し、集落が消滅に陥ることが考えられます。これらの課題に対応するため、生活交通の確保に向けて、地域の交通状況に応じた新たな交通手段の検討をはじめ、再生可能エネルギーの活用による新たな産業空間の形成など、本市の特色や地域資源を活かした実現性の高い施策や事業を推進していき、また、新たな視点として、「関係人口」の創出・拡大や地方への資金の流れを強化することなどに取り組むことで、人口減少の緩和と地域経済発展性の向上、将来にわたって持続性の高い地域社会の構築を目指します。なお、これらに取り組むに当たっては、次の事項を本計画期間における基本目標として掲げます。
・基本目標Ⅰ「新現役世代」が活躍する
・基本目標Ⅱ「子育て力」をさらに発揮する
・基本目標Ⅲ「地域資源」からモノやしごとを創る
・基本目標Ⅳ「いろんな顔」をつくる
・基本目標Ⅴ誇りとなる「人や文化」を育てる
・基本目標Ⅵ時代にあった地域として持続する