関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
鹿部町の総人口のピークは、1985年の5,107人です。その後、1995年(4,822人)まではわずかに減少し、2000年(4,907人)から2005年(4,919人)までにかけてわずかに増加しましたが、2010年(4,767人)は再び減少に転じており、第1期鹿部町まち・ひと・しごと創生総合戦略策定前の2014年(4,263人)から2019年(3,911人(10月1日時点住民基本台帳登録者))を比較すると、352人減少しています。2020年度策定した「鹿部町人口ビジョン」の推計では、2040年の鹿部町の人口は3,163人、2060年には2,461人に減少すると推測されています。高齢者人口比率は2015年国勢調査時点の35.9%から2040年には43.6%、2060年には40.2%になると推計されている一方、年少人口比率は2015年国勢調査時点の10.0%から、2040年には10.9%、2060年には11.7%になると推計されています。年少人口比率は増加が見込まれるものの、年少人口では2015年の423人から2060年には289人へ減少することが見込まれており、今後も少子高齢化を背景とした人口減少が継続すると考えられます。
鹿部町の主な人口の減少要因としては、2015年までは、町内に高校や大学がないため中学卒業を機に若年者の社会減でしたが、2016年以降は自然減による人口減少が高まっています。なお、本町の合計特殊出生率は、2008年から2012年までの平均が1.61となっており、全国(1.38)や北海道(1.25)の平均と比較すると高い数値ですが、子どもを産む世代の人口減少により、出生数は減少傾向にあります。
自然増減については、2005年まではほぼ同数でしたが、その後、死亡数の方が増え、2009年以降、死亡数の方が多い状態が続いています。2014年から2018年にかけて、年間出生数は平均で約19人であるのに対し、年間死亡数は平均で約57人となっており、平均で年間38人の自然減となっています。社会増減については、転入数が転出数より多い年もあったものの、2006年以降は、転出数の方が多い状態が続いています。2014年から2018年にかけて、年間転入数は平均で約157人であるのに対し、年間転出数は平均で約168人となっており、平均で年間11人の社会減となっています。この傾向が続くと各産業における就業者数は減少し、高齢化が進み、地域全体の経済規模が縮小し、働く場や店などが減少し、人口減少のスピードがさらに加速することとなります。
これらの課題を解決するためには、地域経済の活性化が不可欠であり、基幹産業である水産業を軸に、地域経済の好循環を拡大させながら、定住・移住に対する取組を講じていくことが重要です。また、中学卒業後の進学や就業で一度は本町を離れた若者が将来的には戻ってこられるよう、働く場や生活環境などを整えること、高齢者が高齢によって町内での生活を続けることが難しくなり転出する状況をできるだけ抑制していくこととともに、合計特殊出生率を高めていくためにニーズを踏まえながら子育て支援を充実させていくことが重要です。なお、以下の事項を本計画の基本目標に掲げ、目標の達成に取り組むこととします。
・基本目標1鹿部で「稼ぐ力」を高める
・基本目標2鹿部に人を「集める力」を高める
・基本目標3鹿部で子どもを育てる「魅力」を高める
・基本目標4住民の安全・安心・健康を「守る力」を高める