関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
本町の人口は、炭鉱全盛期であった昭和35(1960)年の国勢調査人口18,458人をピークに、現在に至るまで減少が継続し、平成27(2015)年の国勢調査人口は5,674人まで落ち込んでいる。また、住民基本台帳の令和3(2021)年3月末現在の人口は5,191人であり、国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、令和22(2040)年には、3,275人まで減少する見込みとなっている。年齢3区分別人口の昭和55(1980)年から令和2(2020)年までの推移をみると、年少人口は1,769人から447人、生産年齢人口は5,832人から2,609人、高齢人口は1,047人から2,179人となっており、少子高齢化が進行している。奈井江町人口ビジョンによる人口推計では、平成27(2015)年から令和2(2020)年の5年間が高齢者人口のピーク期と推計されており、住民基本台帳では、平成29(2017)年をピークに、高齢者人口は減少段階に入っている。今後、高齢者人口の減少に伴い、死亡数は徐々に減少に向かっていくことが予想されるものの、人口減少により、高齢化率は、令和22(2040)年まで上昇する見込みとなっている。本町の自然動態について、出生数は平成27(2015)年から令和元(2019)年の5年間で平均21.6人/年、死亡数は平均104.2人/年で、平均すると毎年82.6人の自然減となっており、令和2(2020)年は、出生数21人、死亡数87人で、66人の自然減となっている。また、合計特殊出生率は、1983年から1987年(昭和58年~昭和62年)の1.66から低下が続き、2008年から2012年(平成20年
~平成24年)には1.15と、全国、全道を下回り、道内179市町村において7番目の低さとなったが、2013年~2017年(平成25年~平成29年)では、1.36まで回復している。
本町の社会動態について、平成27(2015)年から令和元(2019)年の5年間をみると、転入者数の平均163.8人/年に対し、転出者数は平均184.2人/年で、平均すると毎年20.4人の社会減となっているが、第1期「奈井江町まち・ひと・しごと創生総合戦略」に定める施策の効果が現れ、平成22(2010)年から平成26(2014)年に比べると30人程度、社会減が抑制されている。令和2(2020)年は、
転入者数156人、転出数190人で、34人の社会減となっている。5年ごとの社会移動を年齢区分別にみると、年少期(0~9歳)や社会自立期(20~29歳)の年代で大きく増加がみられたものの、15歳から25歳までの年代で大きく転出が超過する傾向は変わっておらず、若い年齢層の転出は、出生にも大きく影響を与えることから、30歳未満の年代の転出超過を抑制することが重要となっている。
このまま人口減少が進行すると、生産年齢人口の減少による労働力不足や、後継者不足等の問題が生じるとともに、消費力の低下による地域経済の縮小、さらには、税収減による財政状況悪化等の課題が生じることが懸念される。これらの課題に対応するため、若者世代の雇用創出と定住促進による安定した雇用環境の創出、人材確保を図るほか、健やかに産み・育て、安心して子育て・教育ができる生活環境の整備、地域資源を活かした関係人口の創出・拡大を図るなど、持続可能なまちづくりの実現に向けて、本計画期間中、以下の4つの基本目標を設定し、具体的な施策を実施する。
・基本目標1新たな活力を生み出す「しごと」づくり
・基本目標2奈井江町に新たな「ひと」の流れをつくる
・基本目標3安心して子育てができる「まち」づくり
・基本目標4健康で安心なくらしを守り、生きがいのある「まち」づくり・「ひと」づくり