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概要
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地域再生計画の目標
上士幌町は、北海道十勝総合振興局管内の北部に位置し、東西18.2㎞、南北48.0km、面積695.87㎢の南北に長い広大な面積を持つ町である。上士幌町の総人口の推移を見ると人口のピークは、1955年の13,608人であった。翌年には糠平ダムが竣工し、それまで多数滞在していた鉄道工事や道路工事、ダム工事の工事関係者が減ったため、急激に人口が減少している。その後もナイタイ高原牧場の完成、国内林産業の衰退、高度経済成長期の首都圏・札幌圏への人口流出等により人口減少は止まらず、1987年には士幌線が全線廃止となった。平成20年から取り組んでいた移住促進策では11年間で156人の実績となり、社会増減では、令和元年5月以前の4年間で社会増が243人、人口ビジョンで掲げた目標人数を237人上回っているが、令和元年5月時点で総人口は4,999人となっている。また、少子化・高齢化が進行する中、3人に1人程度が高齢者となっている。人口減少は15~19歳に多く、進学・就職が原因と思われるが、就職等により20代・30代の転入増が見られる。人口減少の要因は、社会増減による影響がやや強いものの自然増減も減少傾向であり、近年減少幅が増える傾向にある。
社人研の推計によると人口減少に有効な対策を講じなければ、上士幌町の人口は2040年には3,222人となり、2060年には2,135人まで減少すると言われている。さらに、2010年総人口を100とした2020年の人口指数は90であるのに対し、全産業従業者数は2020年で82となり、全体の人口減少よりも強い勢いで全産業従業員数の減少となれば、雇用形態の多様化を拝啓にした世帯収入の減少に併せて、経済活動の急激な低下が危惧される。基幹産業である農林業をはじめ観光、建設、商工、運輸、介護など様々な業種において人手不足が顕著になっていることから、外国人労働者を含む多様な労働力を確保するとともに、Society5.0時代を見据え、高速大容量の第5世代移動通信システム5Gを基盤としたAI、IoT、自動運転、スマート農業、マイグリットなど、次世代技術をフルに活用し、足腰の強い産業の振興を図ることが重要な課題となっている。
農林業や建設業、商工業など地場産業の活力維持は、町民の暮らしにおける経済的な安定や地域の持続可能性の根幹であり、人口減少の抑止力として欠かせない要素である。上士幌町には地場産業を再活性化する多様な芽がある中、新たな成長を阻む障壁として、人手不足が地域の共通課題となっており、基盤となる産業に「しごと」があり「働き手」が確保されるために、産業の担い手を充足する対策を講じ、5Gを基盤としたスマート農業など次世代技術をフルに活用しながら地場産業の振興を図る。地域の将来を担う子どもの教育における質の向上を図り、「上士幌町子ども教育ビジョン」に掲げる5つの「目指す子ども像」の育成に向け、地域全体による次世代育成を構築する。また、ICTの活用やマイナンバーカードの利用拡大等による新たな技術も取り入れ、総合的なサービス改善を進め、快適な生活や安心に繋がる新たな仕組みの構築への対応を進めていく。
「公共施設等再配置計画」に沿って中心部へ集約化を行い、新たに生活圏における利便性と安全性の確保に向けた交通ネットワークの構築を目指す。なお、取組にあたっては、以下の事項を本計画の基本目標に掲げる
・基本目標1地場産業で地域の活力を生み出すまち
・基本目標2子育て・教育の充実したまち
・基本目標3健康で安心して暮らせるまち
・基本目標4関係人口の創出・拡大と移住定住によって人口減少をくい止めるまち
・基本目標5小さな拠点形成を目指すまち
・基本目標6生涯活躍するまち