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概要
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地域再生計画の目標
本村の総人口は1960年まで5,000人台を維持していたが、1965年に4,737人と5,000人を下回り、その後も減少を続け1975年には3,000人台に突入した。その後、1980年まで減少は続いたが、1985年には増加に転じ、1995年にかけて緩やかに上昇した。これは、1983年に中札内高等養護学校が開校したことや、1986年に着工した札内川ダム工事の関係者が村に移り住んだことが影響している。1996年に札内川ダムの工事が終了すると再び減少するが、定住化対策の一環として2008年にときわ野分譲地の造成が開始され、2000年代は4,000人前後を維持し、2020年には3,917人となった。今後は、若年人口の減少と老年人口の増加を伴いながら加速度的に減少が進むと見込まれ、国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来人口推計(平成24年1月推計)」によると、2040年には3,000人台前半に減少すると推計されている。人口を年齢3区分別で見てみると、年少人口(0歳~14歳)は1960年から1975年にかけて大きく減少し、その後も減少し続けている(2020年498人)。生産年齢人口(15歳~64歳)は総人口と類似した増減を見せているが、2020年には2,290人と、減少の度合いは年少人口よりもやや緩やかになっていることから、年少人口である乳幼児から中学生までの人口減少が総人口の減少に大きく影響していることがわかる。
一方で老年人口(65歳以上)は平均寿命が延びたことなどにより、年々増加を続け2020年には1,129人となっている。2040年には村の総人口の40%を超えると予測されている。その場合、生産年齢の村民1.21人で1人の高齢者を支えることになる。自然動態を見ると、1990年代中盤に死亡数が出生数を上回る自然減に転じ、2000年代にはマイナス2桁台に突入した。出生数が30人程度で推移している一方で、死亡数が徐々に増加していることが原因と推測される(2020年12人の自然減)。なお、合計特殊出生率は、北海道全域及び全国の平均値は上回っているものの、2019年には1.45に留まっている。社会動態を見ると、年度によって変動は大きいものの、1990年代は転出数が転入数を上回って社会減となる年度が増加し、2000年以降はプラスとマイナスを往復する状況が続いている(2020年11人の社会増)。本村においては、1980年代までは転入数と出生数の超過が総人口の増加に繋がっていたものの、その後は大きな変化が無く、総人口が横ばいとなる原因となっている。
今後人口が減少すると、労働力が低下し、村の基幹産業である農業や地域生活を支える商工業が衰退し、地域経済の縮小や地域コミュニティの担い手不足等の課題が生ずる。これらの課題に対応するため、以下の事項を本計画の基本目標として掲げ、中札内村らしさを特徴づける「日本で最も美しい村」をまちづくりの柱とし、健康な村、文化の香りあふれる村の実現に向け、定住人口の確保や観光振興など、まちづくりに着実な歩みを進め、人口減少に歯止めをかける。
・基本目標1活力あふれる個性豊かな美しい村づくり
・基本目標2美しい村で「暮らす」人を応援
・基本目標3子どもを産み、育てやすい美しい村づくり
・基本目標4美しい村らしい地域産業の振興とにぎわいの創出