関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
４－１地域の現状
石巻市民会館は、昭和４２年に建設され、以来４０年以上もの間、市民の文化芸術活動の発表や地域交流の場としての役割を担ってきた施設である。また、石巻文化センターは、昭和６１年に建設され、石巻市出身の彫刻家・高橋英吉を始めとする美術資料や毛利コレクションなどの歴史・民俗資料等、石巻圏域内の文化遺産の収集・保管・展示を行うとともに、市民の文化芸術活動の発表の場としての役割を担ってきた施設である。この両施設については、東日本大震災による津波で壊滅的な打撃を受け、既に解体撤去されており、文化芸術活動の場が分散され、発表する場がない状況にある。
４－２地域の課題
石巻市民会館及び石巻文化センターは、市民の文化芸術活動の拠点となっていた施設であり、住宅や産業をはじめとする社会基盤のみならず、市民の心も大きく被災しており、「心の復興」なくして真の復興とは言えず、心の復興には、文化芸術とのふれあいや、文化芸術活動による人的交流などを通じ、市民が心の潤いを取り戻し、復興を実感できる心豊かな生活を実現することも大きな要素であることから、新たな文化芸術活動の拠点整備は本市の大きな課題となっている。
４－３目標
東日本大震災により使用できなくなった石巻市民会館及び石巻文化センターを、地域住民への学習機会の提供を行う生涯学習機能と公開承認施設としての認定を目指した博物館機能を持ち合わせた複合施設として整備するものである。今年度設立予定の石巻圏ＤＭＯが主体となり、近隣の市町と連携した様々な企画を戦略的に実現させるとともに、リピーター獲得やイベント開催時の集客力を向上させることで、交流人口の拡大を目指すものである。
