関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
【地域の現状及び課題】
いわき市においては、平成10年(1998)年の361,934人をピークに人口減少に転じており、人口減少局面は全国平均よりも10年早く進行しています。人口減少の要因としては出生数の低下がありますが、いわき市においては、これに加え、若い世代の首都圏等への人口流出が県内の類似都市と比べても顕著になっています。さらに、いわき市では、東日本大震災に伴う復興需要や原発事故に伴う実勢人口の増加や営業補償などに伴い、一時的な景気の高揚が生じていますが、それらは今後数年で終焉することが見込まれ、その反動も心配されるなど、人口減少の加速化、地域経済・活力の衰退への懸念はより大きくなっています。
特に、原発事故によりもたらされた有形・無形の被害は、今なお市民の心や暮らしに大きな影を落としており、今改めてこれからのいわき市をどのようなまちにしていくのか、市民の知恵を集め、力を結集して考え実現していくことが求められています。
【基本目標】
今後20年先、40年先も、いわき市が「魅力と活力にあふれたまち」であり、「市民がいきいきと幸せに暮らせるまち」であり続けるために、いわき創生に向けた取組みを進めていきます。取組みの目的は次の2つです。一つ目は「人口の自然動態と社会動態の双方を改善することにより、人口減少に歯止めをかけること」です。若い世代の結婚、出産、子育ての希望を実現させるための環境を整え、人口の自然動態を改善するとともに、魅力あるひと、魅力あるしごと、魅力あるまちづくりを進めることで、若者の首都圏等への流出を防ぎ、外からの新たな人の流入を促し、人口の社会動態を改善することにより、人口構造の若返りを図り、人口の適正化と安定化を図ることが必要です。二つ目は、「人口が減少しても、将来にわたりまちの活力を持続していくこと」です。次世代を担う人財の育成に力を注ぎ、地域がひとをつくり、ひとが地域をつくる、“ひとづくり”と“まちづくり”の好循環をつくるとともに、地理・気候・気質などの地域特性や、いわき市の特徴である地域資源の「多様性」を最大限に生かして、産業振興や外からのヒト・モノ・カネの呼び込みを進め、活力を生み出すことが必要です。
この二つの目的に沿って、必要な政策、取組みを進めていきます。そして、いわき市の未来の“あるべき姿”を実現するために、次の3つの基本目標を掲げ、行政はもとより、民間事業者やNPOなどの地域団体、そして市民一人ひとりが知恵と力を結集し、「いわき創生」に向けた戦略を進めていきます。
・基本目標1“人づくり”と“まちづくり”の好循環を生み出す。
・基本目標2市民からも、市外からも“選ばれるまち”をつくる。
・基本目標3地域に培われた”生業”を磨き上げ、伸ばす。