関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
【地域の現状】
本町の人口は、昭和30年14,979人をピークに減少の一途をたどっており、平成27年国勢調査の結果では、5,800人と、ピーク時の約1/3となっており、人口減少は著しい。住民基本台帳によると令和2年9月には5,483人となっている。さらに町の将来人口推計では、現状のまま推移すると令和22年には3,472人まで減少することが予想されている。年齢3区分別の人口比率の推移をみると生産年齢人口(15~64歳)は昭和55年までは増加傾向にあり一時は6割を超えていたものの、その後は減少に転じ平成27年には5割を下回った。老年人口(65歳以上)は増加の一途をたどっており平成27年には4割を超えた。年少人口(0~14歳)は減少の一途をたどっている。人口動態をみると、自然動態については、昭和55年以降出生数が死亡数を上回っていたものの、平成に入ると死亡数が出生数を上回る自然減の状態となっている(令和元年には94人の自然減。)。社会動態については、転出者数が転入者数を上回る社会減の状態が続いている(令和元年には53人の社会減。)。このように人口の減少は、少子高齢化はもとより自然減及び社会減(社会減については特に10代から20代の若年層の人口流出)が要因と考えられる。
【地域の課題と基本目標】
このまま人口減少が進むと、地域経済では、就業者や消費者の減少による各産業での人手不足、消費市場の縮小による経済活力の低下、地域社会では、地域コミュニティ・社会保障・行財政運営など地域を支える様々な分野で、これまでの水準での持続が困難になることが懸念される。これらの課題を克服していくため、全ての町民の希望をかなえる社会づくりとして、安心して出産・子育てできる環境の整備や健康づくりに気軽に取り組める環境の整備、健康寿命の延伸、郷土愛を醸成する取組を推進することにより自然増につなげる。また、新たな産業の創出や企業誘致の推進・支援により安定した雇用の場づくりを行い安心して働ける魅力的な仕事をつくり、文化やスポーツの振興、賑わいのある暮らしを創出し、豊かで安全安心な暮らしづくりを行うことにより社会減に歯止めをかける。町には、昭和56年(1981年)に国の重要伝統的建造物群保存地区の選定を受けた、江戸時代の宿場町の歴史的町並み・伝統文化と住民の生活が調和した「大内宿」や国指定天然記念物の「中山風穴地特殊植物群落」・「塔のへつり」、国指定重要文化財「観音堂」、国指定史跡「下野街道」など数多くの自然や文化財、更には7か所の源泉を有し、毎分3,000リットルと豊富な湯量を誇る湯野上温泉郷、日本でも数少ない茅葺屋根の駅舎「湯野上温泉駅」を有しており、平成21年(2009年)には年間200万人もの観光客が訪れる福島県を代表する観光・景勝地となっているが、平成23年(2011年)以降は東日本大震災・原子力災害の影響により、年間約150万人前後と減少が続いているため、これら観光資源を活用し満足度の高い魅力ある観光地づくりや魅力の発信、地域の内外をつなぐキーパーソンの発掘・育成により関係人口の増加を図る。なお、これらに取り組むに当たっては、次の事項を本計画期間における基本目標として掲げる。
・基本目標1町民の希望をかなえる社会をつくる(ひと)
・基本目標2安心して働ける魅力的な仕事をつくる(仕事)
・基本目標3地域の特色を活かした豊かな地域をつくる(暮らし)
・基本目標4新しいひとの流れをつくる(人の流れ)