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地域資源の磨き上げによる街なかの個性づくりの更なる強化と魅力の発信

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概要

このプロジェクトは内閣府のこちらのページをもとに作成しているため、プロジェクトの詳細内容が更新されている内容と異なる場合がございます。自治体のご担当者の方で情報更新等ございましたらこちらのフォームよりご連絡ください
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地域再生計画の目標

4-1地方創生の実現における構造的な課題

本市では,LRTのJR駅西側への延伸を見据えたまちづくりに向け,大通りを基軸とした周辺エリアの魅力を高め,LRTと徒歩で街なかを回遊してもらうための取組が必要となってくる。まずは,平成34年度以降,JR宇都宮駅東口において,コンベンション施設整備が控えており,こうした来街者を大通りへの延伸を検討しているLRT(稼働予定時間午前6時台から午後11時台)を利用し,JRコアからセンターコアへ回遊させる,夜間のコンベンション機能の強化に向けた取組に着手する必要がある。こうした中,大通りの南側であるオリオン通りにおいては,前進事業のオープンカフェや釜川再生事業の効果により,夜間の通行量が増加(オリオン通り自動測定器設置地点H282,129人⇒H302,703人/11月夜間通行量平均値)しつつあるが,LRTの延伸を検討している大通りのすぐ北側,釜川の上流にあたる泉町・本町エリアは,本市の観光資源であるジャズやカクテルなどの老舗店舗がある,戦後古くからの繁華街であったが,周辺のオフィスビルの移転,解体の影響などにより,集客が落ち込み,非営業店舗やコインパーキングが増加している状況にある。(泉町・本町エリアの飲食店H29営業店舗141店舗,非営業店舗168店舗)こうしたことから,地元住民や事業者による今後の再生に向けた取組を検討する意見交換会が行われており,本市ならではのナイトコンベンションを街なかにおいて展開していくためには,このエリアの復活に向けた民間主体の取組を支援し,エリアごとの特性を生かしつつ,夜間の街なか全体の回遊性を高めていく必要がある。

また,インターネットでの購買など消費行動の変化により,後継者不在や,若者を中心に集客を集めていたPARCOのテナントなど,物販店が次々に閉店している。(H26⇒H28の事業所数の減少業種割合…卸売業・小売業72.2%,宿泊数・飲食サービス業22.7%)さらには,都心への交通アクセス性の向上などの要因で支店や営業所としての需要が萎み,更新の時期を迎えたオフィスビルや商業ビルがコインパーキング等の低・未利用地となり(中心市街地(約160ha)の約1割(12.9%)【H28】),街並みの連続性が損なわれ,街なかの回遊性の低下に繋がる状況が生まれ,平成29年度時点の平日昼間の通行量(H27⇒25,906人,H29⇒24,780人)は伸び悩んでいる状況である。

しかし,中心市街地(168ha)の居住人口は,再開発や住宅取得補助などによる良好な住宅の供給と居住促進策による効果のほか,昨年度,立て続けに民間事業者のマンション建設が進み,今年度に入って増加に転じている。(H29.98,221人⇒H30.98,447人)こうしたことから,今後は,LRT導入後のまちの姿をイメージし,街なかで「憩える空間」や「歩いてみたくなる景観」づくりなどの歩いて楽しいまちづくりの視点を踏まえながら,平日昼間の賑わいのもととなる,街なか居住者の生活利便性を高めつつ,街なか以外に居住する市民も日常的に街なかに訪れたくなる仕掛けづくりを,低・未利用地(空き地,空き家,空き店舗,コインパーキング等)と公共空間などの有効活用や土地利用の転換を促す取組を通して,実施していくことが重要となってくる。

さらには,増加傾向にあるインバウンドや観光客を餃子通りだけではなく,オリオン通りや釜川,夜の泉町エリア等に回遊させることで,街なかの滞在時間や消費活動の増加を促し,商店街をはじめとする経済活動の活性化にも繋げることが求められている。そのためには,各エリアに存在する魅力ある資源を磨き上げ,活用を促すことが重要であり,平成30年度に整備した「餃子通り」や日本遺産の認定を受けた「大谷石文化」,また,ジャズやカクテル,釜川の潤い空間など,街なかに多く存在する本市ならではの地域資源などを十分に活用し,新たな愉しみ方を発信し,まち歩きを促し,街なかでの滞在時間や消費活動の活性化に繋がる取組を実施していく必要がある。

4-2地方創生として目指す将来像

【概要】

本市は平成30年3月に第6次総合計画を策定し,これまでも取り組んできたネットワーク型コンパクトシティの実現に向けて,中心市街地を高次な都市機能が集積する魅力ある都市拠点として更なる推進をしていくことしており,魅力ある都市拠点の形成に向けて,平成14年度に策定した都心部グランドデザインとその戦略プロジェクトである中心市街地活性化基本計画も,平成31年度に本格的に見直し作業に着手する予定である。こうしたなか,グランドデザインに掲げる都市構造の基軸となる東西の交通基盤であるLRT整備の今年度の着工に連動し,JR駅東口におけるコンベンション施設等の整備も進められようとしており,JR宇都宮駅のLRTの横断部の検討,JR宇都宮駅西口の再開発を含めた駅前広場の再整備など,グランドデザインに掲げる2核2軸(JRコア及びセンターコア,南北・東西都心軸)のうちのJRコアにおける大型プロジェクトの進捗が見込まれており,センターコアの東武宇都宮駅周辺を含む再開発等の大型プロジェクトについては,今年度からのLRTのJR駅西側への延伸にかかる検討状況を踏まえながら,新たな交通基盤が生まれた後のまちの姿を見据えた検討や取組が必要となっている。そのため,再開発等の事業の早急な進展を見込むことが難しい状況にある中,

第6次総合計画に掲げる都市の個性づくりの更なる強化と魅力の発信,また,誰もが暮らしやすく利便性の高い拠点の形成などによる魅力ある都市空間の創出に向けては,今年度日本遺産に登録され,街なかにも多くの魅力的な建造物が存在する大谷石文化や,低・未利用地や公共空間,街なかの自然資源である釜川などの既存資源の利活用,また,観光資源である,ジャズやカクテルなどを楽しむことができる夜間観光の魅力向上策などの新たな施策を打ち出し,LRTの駅西側の大通りへの延伸を見据えて,大通り周辺の各エリアの魅力を高め,回遊性を向上

させることで更なる賑わいを創出し,経済活動の活性化に繋げていくことが重要となってきている。

また,インバウンドや観光客も増加傾向にある(外国人宿泊者数H2662千人⇒H2883千人,観光入込客数H261,417万人⇒H281,483万人)ことから,こうした観光客をセンターコア内に回遊させ,街なかの市民や民間事業者との交流を生み,滞在時間の増加や消費活動の活性化に繋げていくことも,街なかの経済活力を向上させるための重要な取組となってきている。

【将来像】

餃子だけではない,カクテル・ジャズ・大谷石文化,都心部を流れる釜川など地域資源等を磨き上げて魅力と特色あるエリアを創出することにより,街なか居住者はもとより,市内外からの来街者の回遊性を高め,本市の顔である街なかへの誇りの形成を図るとともに,インバウンドや観光客などの来街者と街なかの居住者や事業者との間に新たな交流が生まれ,賑わいと街の活力が増強することとなる。こうした街なかの魅力と特色あるエリアをLRTと徒歩で回遊して楽しめる,宇都宮らしい多様性と魅力を備えた都心拠点の形成を目指す。

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