関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
4-1地方創生の実現における構造的な課題
本市は、出生率の低下や若年層の東京圏への転出が顕著になっており、人口減少傾向が、今後も続くものと予想されている。人口減少に歯止めをかけるべく、様々な移住・定住施策を実施しているところであるが、目に見える効果を生み出せていない。こういった状況が続けば、本市の地域経済の更なる停滞を招き、市域の活力低下につながる恐れがあることから、将来の移住・定住の促進に結びつく、交流人口や関係人口の増加、とりわけ、一過性の交流人口の先にある、地域と多様に関わることができる「関係人口」の増加を目指す必要がある。「関係人口」を増加させるためには、地域資源を掘り起し、魅力あるものにする必要があるが、本市には、国指定史跡の唐沢山城跡や千年の歴史を誇る天明鋳物といった素晴らしい素材がありながらも、その担い手の組織基盤や財政基盤の脆弱性により、その活用が円滑に進まない状況にある。これらの状況から、地域資源を活用する担い手の組織・財政基盤の強化を図ることによる関係人口の創出・拡大が本市の課題である。
4-2地方創生として目指す将来像
【概要】
全国で最多の200万人いるとされている「佐藤」姓は、平安時代に佐野に居城し活躍し、平将門の乱を鎮めたとして知られる藤原秀郷をその始祖としており、「佐藤」姓の由来を「佐野の藤原」とする説が有力である。しかしながら、藤原秀郷が築城したとされる国指定史跡の唐沢山城跡や、藤原秀郷が平将門の乱を鎮めるために鋳物師を佐野に住まわせたことに始まるとされる国内で現存する最古の鋳物業の「天明鋳物」の知名度は極めて低い状況であり、その価値をまちづくりに活かせていない状況である。そこで、全国200万人の「佐藤さん」を佐野市の関係人口に位置付け、「唐沢山城跡」と「天明鋳物」の再興を拠り所に複合的に事業を実施し、継続的な関係人口の創出・拡大と地域振興、さらには移住・定住の促進を図る。