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概要

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地域再生計画の目標

【地域の現状及び課題】

本市の人口は、1950(昭和25)年の48,571人をピークに一貫して減少し、2015(平成27)年の国勢調査では33,932人、2020(令和2)年10月現在の常住人口は、31,720人となっている。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2045(令和27)年には総人口が23,257人となり、2015(平成27)年と比較し10,675人、31.5%と、3分の1近い人口減少が推計されている。年齢3区分別人口の推移をみると、1980(昭和55)年以後、生産年齢人口は一貫して減少を続けている一方、老年人口は増加を続け、1990(平成2)年に年少人口を上回り、以後その差が広がり続けている。2015(平成27)年において、年少人口3,524人、生産年齢人口17,985人、老年人口12,295人となっている。本市の自然増減は、死亡数が出生数を上回る自然減の状態が続いており、その減少幅も徐々に大きくなってきている。(2020(令和2)年は343人の自然減。)なお、合計特殊出生率は、2014(平成26)年以降は総じて千葉県平均よりも低い値で推移しており、2019(令和元)年で1.23と、県内54市町村中20位となっている。社会増減については、年によってバラツキがあり、社会増となる年もあるものの、全体としては社会減の傾向であり、2020(令和2)年には40人の社会減となっている。このまま人口が減少した場合には、地域経済の根幹をも揺るがしかねない状況となることが予測をされる状況にあり、人口減少に伴い、次のような課題が生じている。

○産業構造への影響

・生産年齢人口の大幅な減少に伴い、各種産業の担い手不足や高齢化が深刻化することが予想され、生産活動の停滞のみならず、経験豊富な中・高年齢層の仕事が若年層に受け継げないことによる生産活動の縮小が懸念される。このため、就業者においては所得の減少、新卒者等においては就業の場の減少が発生し、生産年齢人口の更なる流出を引き起こすことも懸念される。

・「農業」「漁業」においては、その傾向が既に如実に現れてきており、新たな担い手を確保するためには、農水産物の高付加価値化、情報発信力の強化、他産業との連携による活性化を図る必要があると考えられる。

・高齢化に伴い、介護・福祉人材の需要が増加したことや、市内に立地する民間医療機関の影響により「医療・福祉」に従事する者が大きく増加している。観光を含め、市内の大学や専門学校で学んだ学生が引き続き市内で就業できる場の充実を図ることが必要である。

○日常生活への影響

・今後見込まれる人口減少の進展に伴い、商店の立地に必要とされる需要を満たせない場合、新規の出店はなく、撤退が進むことが予想される。また、個人商店等については、後継者の不在による閉店も進む可能性があり、このような状態に陥った場合は、地域住民の日常生活に影響を及ぼすことが懸念される。

・各種生活サービスに対するニーズに基づいて店舗の継承やリニューアル、新規出店を促すとともに、高齢者や子育て世帯を中心に暮らしやすいサービスの提供に地域が主体となって取り組むことも望まれる。

・こうした活動には、就業していない女性の参画も期待される。

○コミュニティ活動への影響

・人口減少と少子高齢化の進展に伴い、近所付き合い、防犯・防災活動、清掃活動など、地域でのコミュニティ活動の低下を招くとともに、祭りや伝統といった地域文化の伝承が困難になり、地域の“にぎわい”の喪失につながっていく。特に中山間地域等での地域コミュニティ機能の低下が懸念される。

○公共施設の維持管理・更新等への影響

・人口減少等に伴い、公共施設や道路、水道などの社会資本の利用率の低下が見込まれる。

・一方、人口構造の変化等に伴って高齢者福祉施設などの新たな施設整備需要が見込まれる中、増加する維持管理・更新費用への対応が大きな課題となることが懸念される。

【基本目標】

本計画において、上記の課題に対応し、(1)に掲げる基本目標の達成を図るために、(2)に掲げる地域の特色や地域資源を活かした施策を展開するとともに、特に、充実した保健・医療・福祉環境と観光資源の集積とを本市の強みとして認識し、この強みを活かして「健やかさ」と「交流」にあふれる鴨川市を創造するための施策を重点的に実施する。

(1)基本目標

・基本目標1しごとづくり~鴨川市での安定した雇用を創出する

・基本目標2ひとの流れ~鴨川市への大きな人の流れを創る

・基本目標3結婚・出産・子育て~次代を担う健やかな子どもたちを育む

・基本目標4地域づくり~持続可能な地域社会を構築する

(2)地域の特色や地域資源

○豊かな自然環境と温暖な気候

・房総半島の南東部にあって太平洋に面し、夏涼冬暖な気候と美しく変化に富んだ海岸線

・清澄山系や嶺岡山系の豊かな緑

・大山千枚田に象徴される中山間地の原風景

・国の特別天然記念物に指定される鯛の浦タイ生息地や天然記念物の指定を受ける清澄の大杉など

○知名度の高い観光施設と体験交流型ツーリズムの展開

・海のテーマパークである鴨川シーワールド

・仁右衛門島や鴨川松島、道の駅鴨川オーシャンパーク

・プロ野球の県民球団がキャンプを張る充実したスポーツ施設

・鴨川・小湊温泉郷を形成する数多くの宿泊施設

・みんなみの里や大山千枚田を中心に展開するグリーンツーリズムの取組や鴨川ガイド協会によるガイドツアーなど

○新鮮で豊富な食材

・皇室献上米として名高い長狭米と、歴史と伝統ある酪農、園芸

・黒潮の恵みを受ける海岸部での県下有数の漁獲高を誇る漁業

・オリジナル丼おらが丼や特色ある郷土料理など

○充実した保健・医療・福祉環境

・最先端の医療施設を核とした保健・福祉クラスター

・総合保健福祉会館(ふれあいセンター)を拠点とした住民参加型の健康づくりや介護予防の取組など

○特色ある教育環境

・中学校区の特色を活かした小中一貫教育

・4・5歳児の幼稚園教育と合わせて、預かり保育サービスを提供する幼保一元化

・地域の基幹産業に人材を輩出する大学などの教育機関など

○地域の歴史と伝統行事

・日蓮聖人ゆかりの誕生寺や清澄寺などの名刹

・江戸幕府直轄牧の遺構や波の伊八の彫刻

・吉保八幡のやぶさめや北風原の羯鼓舞、和泉の三役などの伝統行事など

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