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概要

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地域再生計画の目標

本市の人口は、国勢調査によると2015年は60,952人、住民基本台帳によると2020年12月1日現在64,923人となっています。社会動態について、袖ケ浦駅海側土地区画整理事業等による社会増により漸増しており、平成30年は862人の社会増となっています。自然動態について、平成22年までは自然増となっていましたが、平成23年以降は減少が続き、平成30年は32人の自然減となっています。合計特殊出生率は、2018年は1.67、2019年は1.41であり、いずれも国及び県よりも高い数値となっています。しかしながら、本市の人口ビジョンを基にした人口推計では、2025年の65,035人をピークにその後減少を迎え、2040年度に64,315人となる見込みです。また、本市における人口の減少幅は比較的小さいと見込まれるものの、本市の年齢階層別の人口構成比をみると、2020年における年少人口比率は13.6%、生産年齢人口比率は59.7%、老年人口比率は26.6%となっていますが、2040年には年少人口比率は15.2%、生産年齢人口比率は54.3%、老年人口比率は30.4%となる見込みであり、高齢化の進行が予想されます。

将来的に人口が減少すると税収の減少や地域経済が縮小し、高齢化が進行すると医療や介護などの社会保障費が増加します。また、自治会や市民活動団体等の活動は様々な分野に広がっており、地域課題の解決に重要な役割を担っていますが、高齢化を背景とした市民活動の担い手不足や、価値観・ライフスタイルの多様化等を起因とする地域社会におけるつながりの希薄化などの課題が考えられます。加えて、本市の経済と産業については、京葉臨海地域や袖ケ浦椎の森工業団地に立地する工業と肥沃な大地や温暖な気候に恵まれた農作物の生産、「ゆりまち袖ケ浦駅前モール」の開業による商業などにより支えられてきましたが、工業においては施設の老朽化、農業においては担い手不足や耕作放棄地の増加、商業においては更なる活性化が大きな課題となっています。また、まちづくりに関しては、約9割の市民が「住み続けたい」と回答していますが(2020年度袖ケ浦市市民意識調査)、高齢化を見据えた市街地形成や交通ネットワークを構築するとともに、誰もが住み慣れた地域で安全・安心に住み続けていくために、地域での支え合いや災害に強いまちづくりを進める必要があります。これらの課題の解決に向けて、次の項目を本計画における基本目標として掲げます。

・基本目標1結婚・出産・子育ての希望がかなうまち袖ケ浦

・基本目標2いきいきと働くことができるまち袖ケ浦

・基本目標3訪れる人も満足できるまち袖ケ浦

・基本目標4安心して暮らせるまち袖ケ浦

・共通の目標1地域がつながり、多様な人材が活躍するまちづくりの推進

 

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