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藤子・F・不二雄先生のふるさとづくり~若者が夢を持ち住みつづけたくなるまちの魅力向上プロジェクト~

関連するSDGs目標

  • 住み続けられるまちづくりを
  • 陸の豊かさを守ろう

概要

このプロジェクトは内閣府のこちらのページをもとに作成しているため、プロジェクトの詳細内容が更新されている内容と異なる場合がございます。自治体のご担当者の方で情報更新等ございましたらこちらのフォームよりご連絡ください
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地域再生計画の目標

4-1地域の現状

本市は開町以来長きにわたり、銅器、漆器等の伝統産業とアルミ・化学・パルプなどの近代産業が相まった日本海沿岸を代表する工業都市・ものづくりのまちとして発展してきた。古くは、交流・交易、ものづくりの拠点として栄え、それらの歴史に根ざした多種多様な文化を継承しながら発展させてきた土壌がある。人口については1988年の188,782人をピークに減少傾向にある。年齢3区分別人口では、年少人口及び生産年齢人口が減少している一方、高齢者人口が増加しており少子高齢化が進んでいる。人口は2060年には約108,000人まで減少し、高齢化率も43%まで上昇する見込みである。自然動態は、出生数が横ばいから減少、死亡数が微増であることから自然減となっている。社会動態は、高校卒業時に大きく転出超過となり、大学等卒業期に転入超過となるものの、全体的には転出超過の傾向にある。移動先については、転入・転出とも県内では富山市、射水市、県外では石川県、東京都、愛知県が多い。

この様な現状の中で、高岡市の高い文化力を活かして、市民の心を豊かにし、都市にクリエイティブな人材を呼び込み、市民の交流を促進することで、地域の発展に繋がる好循環を生み出そうと取り組んでいる。まちがにぎわい、本市の魅力が向上し、他地域からも「行ってみたいまち、住んでみたいまち」高岡として認知されるまちとなることを目指している。

4-2地域の課題

富山県では、子どもたちの進路について「子育て支援サービスに関する調査」を平成25年に実施している。その結果、高校生の進学希望者のうち3分の1は三大都市圏への進学を、そのうち半数弱が三大都市圏での就職を希望している。このことは、本市にも影響があるものと考える。前項「地域の現状」で人口推移について述べているが、20代後半から30代の女性や子育て世帯についても転出が進んでおり、それに伴う子どもの転出も進んでいる。このことは、将来的に子どもを産む可能性がある女性の更なる減少を引き起こし、引いては出生数の減少に繋がる恐れがある。この状況が続けば、若年層の流出による地域の活力や魅力の減退を招き、それがまた若年層の流出にも繋がるという悪循環が加速する。経済や雇用の面で中核的な役割を果たす本市がこの様な状況にあることは、富山県西部地域全体の地域経済の縮小に繋がる恐れがある。本市や県西部地域全体の活力の向上及び若者の定住やUIJターンの推進を目的に、子どもや若者がふるさと高岡に対し自ずと誇りと愛着を持つような取組みが必要となる。

4-3事業の目的

本市は、日本を代表するまんが家藤子・F・不二雄こと藤本弘氏(以下「F先生」という。)の出身地である。F先生は、まんがを描くことが何より好きで、手描きのまんが本をこつこつと作り続け、16歳ごろから雑誌などに投稿を始め、まんが家という夢に向かって歩みだした。そして、17歳の時に安孫子素雄氏との合作『天使の玉ちゃん』(毎日小学生新聞掲載)でまんが家デビューし、20歳で上京するまでの間、本市で創作活動を行っていた。上京後は数々の作品を世に送り出し活躍したことは周知の通りであり、代表作品「ドラえもん」は、世代・時代・文化・国境を越えた普遍性を有し、15の国と地域で翻訳され、今もなお、世界中の子どもたちだけでなく大人たちにも読み続けられている。F先生の作品は、日常生活と未来、宇宙、太古といったスケールの大きな世界が交錯する中に、「夢」「希望」「友情」「勇気」「大いなる好奇心」そして「人を愛する優しい気持ち」などのメッセージが込められている。また、作品中の風景や登場人物には、F先生が幼少・少年期を過ごした高岡や出会った人たちがモチーフとして活かされている。

このようなF先生の世界観と作品の原風景を、まちを挙げて発信することができるのは、F先生のふるさと高岡ならではである。この取組みを進めることにより、交流人口の拡大につなげるとともに、F先生の作品のキャラクターに日常的に親しむ環境を作ることで、高岡に育つ子どもたちに対し、この高岡からF先生のような世界で愛されている作品を生み出す人物が輩出されたこと、このまちでの何気ない日常が大きな世界とつながっていることを伝え、ふるさと高岡への誇りと愛着の醸成を図る。

4-4取り組み

「藤子・F・不二雄先生のふるさとづくり」をテーマとして、以下の柱に沿ってF先生の世界観と作品の原風景、F先生の足跡などの発信に取り組む。なお、取組みにあたっては、統一的なデザインコンセプトに基づき、F先生の世界観や作品の楽しさなどを十分に伝えられるものとすることに留意する。

(1)個性ある拠点づくりとその有機的連携

本市においては、F先生のふるさと高岡の拠点施設として、平成27年12月に藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーを開設した。このギャラリーとこれまでに市内数カ所に整備してきたモニュメントやF先生ゆかりのスポット等をソフト・ハード両面から有機的につなぐことにより、点ではなく線、そして面としてF先生のふるさと高岡づくりを進めていく。

(2)子どもや若者が日常的にF先生の描いたキャラクターに親しめる場の創出市内の公園など子育て世代を中心とする市民が日常的に訪れる場において、F先生の作品のキャラクターに親しみながら、安全・安心に過ごせる場を整備する。

(3)子どもの創造力の向上

総合公園でもF先生のまんがの世界観を体感できるように、子育て世代が安心して過ごせる場を整備する。

(4)若者の高岡に対する誇りと愛着の醸成

教育環境の充実の視点からF先生の作品や作品に対する思い、まんがの原点などに触れる機会をつくることで、子どもの創造力や好奇心の向上を図り、将来的なクリエイター育成の土壌とする。以上4つの方針で事業を推進することにより、転出抑制とUターンの推進、子育てしやすいまちづくりを実現させ、「若者の定住の促進」「若者が安心して働き、子供を産み育てられる地域社会」につなげる。

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