関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
4-1地域の現状
本県の人口は、第1期「ふくい創生・人口減少対策戦略」策定当時の国立社会保障・人口問題研究所の推計(2013年)では2040年に63.3万人まで減少する見通しであったが、最新の推計(2018年)では64.7万人となり1.4万人改善した。これは、第1期戦略に基づき「めいわくありがた縁結び」や「3人っ子応援プロジェクト」、福井Uターンセンターの設置等、市町とともに全国のモデルとなる対策を実施してきた結果であり、2018年3月卒の出生率は1.67と全国上位を維持し、2019年の学生のUターン就職率は32.1%まで上昇した。また、「福井経済新戦略」や「ふくいの農業基本計画」、「福井県観光新戦略」等に基づき産業や農業、観光面で地域の活力を生み出す施策を実施した結果、一人当たりの県民所得は5年間(2012~2016年)で約5%増加した。さらに、安定した雇用環境や女性の働きやすさ、教育環境の高さ等が評価され、民間調査による都道府県幸福度ランキング(2018年版)では3回連続日本一となっている。
4-2地域の課題
上記のとおり、第1期戦略による一定の成果は上がっていると考えられる一方で、解決すべき課題も存在している。例えば、本県では、若い世代の未婚率の上昇や、婚姻件数の減少により、出生数が毎年減少しており2018年時点で6千人を下回っている。また、社会減については2015年から3年連続で改善していたが、2018年に転出数が増加し、前年比105%(492人)増加となった。こうした人口減少の進行により、企業や医療・福祉等の人手不足、農家の減少・高齢化など、社会の様々な分野における担い手不足が懸念される。
4-3課題を解決するための取組み
人口減少に歯止めをかけ、本県人口を中長期的に維持するため、結婚や出産・子育てを望む県民の希望を叶える応援を市町とともに徹底し、日本一の子育て環境をレベルアップしていく。また、若者たちに本県で学び、働くことの魅力を伝え、県内進学・就職を選ぶ若者を増やすとともに、市町と一体となり若者を呼び戻すUIターン対策に全力で取り組む。若者や女性が魅力を感じる仕事づくりを経済界とともに進め、仕事が人を呼び込み、地域を活性化する好循環を生み出していく。さらに、人口減少に伴う地域経済・社会における担い手不足等の課題に対して、未来技術等も活用しながら、地域の活力を維持していくための「適応戦略」を強化していく。人口見通しについて、『中長期的に「社会増」、「出生率2.07」を目指す』をいう考え方を維持し、下記の基本目標に基づいて具体的な施策を実施する。
・基本目標1希望が叶う結婚・出産・子育て応援の強化〔自然減対策〕
・基本目標2県内定着・UIターンの拡大〔社会減対策〕
・基本目標3若者に魅力ある仕事の創出
・基本目標4持続可能な共生社会の実現