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概要
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地域再生計画の目標
永平寺町の地理的特徴として、北陸自動車道と中部縦貫自動車道の結節点となっており、近隣市とも地域鉄道で結ばれ、交通の利便性に恵まれた地域となっています。福井市に隣接するため、ベッドタウン的な側面を有しています。永平寺町の地域資源として、曹洞宗大本山永平寺、吉峰寺や松岡古墳群等の歴史文化に恵まれており、鮎とサクラマスの聖地と言われる九頭竜川や住民生活に密着した存在である浄法寺山、蔵王山(吉野ヶ岳)に代表される自然に囲まれています。少子高齢化が課題となっていますが、福井大学や福井県立大学といった教育・学術研究機関が立地しており、学生を中心とした若者が住まうまちでもあります。
永平寺町の人口は、1990年代後半に増加したものの、2001年の約21,200人をピークに減少傾向が続いています。住民基本台帳によると2020年には18,340人となっています。年齢3区分別の人口推移をみると、年少人口は2010年には2,773人だったものが2020年には2,327人、老年人口は2010年には5,077人だったものが2020年には5,720人となっていて、少子高齢化が進んでいます。生産年齢についても2010年には12,841人だったものが2020年には10,293人となっています。自然動態では、出生数は2000年の191人をピークに減少し、2019年には109人となっています。その一方で、死亡数は2019年には202人と増加の一途をたどっていて、2019年には93人の自然減となっています。また、合計特殊出生率をみても、平成31年には1.34と県平均値1.61を下回っています。
社会動態では、2010年には転入者(816人)と転出者(645人)の差が171人の社会減でした。しかし、町内事業所の減少や県外の大学に進学しそのまま就職するケースが増えるなどにより、町外への転出者が増加し、2019年には267人の社会減となっています。世代別の人口動態をみると、2010年の20歳から29歳の人口は3,423人でしたが、2020年の同世代の人口は1,807人となっていて、流出が特に大きい状況にあります。国立社会保障・人口問題研究所では、永平寺町の人口は生産年齢人口と年少人口の一貫した減少により、2060年には総人口が12,000人を下回ると推計しています。また、2060年には、高齢化率も約37%に達します。もし、全ての高齢者人口を生産年齢人口で支えるとすると、約1.4人の生産年齢人口で1人の高齢者人口を支える計算となり、将来の若者に与える影響は小さくないと考えられます。
このまま人口の減少が続くと、地域経済の縮小をもたらし、経済の縮小が雇用の減少につながると、さらなる人口の流失につながるという負のスパイラルを引き起こしかねません。急速な人口減少を食い止めるために永平寺町においては、既婚率の向上と20歳代の転出抑制、子育て世代が多い30歳代の転入者拡大が課題となります。これらの課題に取り組むにあたって、次の事項を本計画期間内における基本目標として掲げます。
・基本目標1地域特性を活かした、結婚・出産・子育ての希望をかなえる
・基本目標2地域資源を活用した安定雇用の創出
・基本目標3永平寺町への新しい人の流れをつくる
・基本目標4未来を見据えた、生活しやすい(生活に便利な)まちをつくる