関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
津市の人口は、昭和35年以降増加していましたが、平成18年以降死亡数が出生数を上回る自然減の傾向が強まっています。一方で、近年は転入者数が転出者数を上回る社会増の傾向にありますが、人口は平成27年の国勢調査で279,886人と、緩やかな減少傾向にあります。また、合計特殊出生率は平成18年の1.26と比べ、平成29年は1.38となったものの、人口置換水準である2.07を大きく下回っており、将来的には人口が減少していくものと予測されます。少子高齢化を伴う人口の減少は、地域経済において供給面と需要面の双方にマイナスの影響をもたらすとともに、医療・介護・年金等の社会保障制度、農業などの生産活動、引き継がれてきた文化・技術の継承、交通網や地域コミュニティの存続など、さまざまな分野の持続可能性に大きな影響を及ぼすことが懸念されています。これらの課題の解決に向けて、長い歴史の中で育まれてきた自治意識が高い市民風土やコミュニティ、古くから地域の生活を支えてきた豊かな自然に加え、鉄道や高速道路、海上アクセスなどの交通インフラ、三重大学や三重短期大学などの高等教育機関、三重大学医学部附属病院や県立一志病院などの医療機関、市や国、県の行政機関など、県都として集積されてきた都市機能、さらには、脈々と引き継がれてきた文化や歴史、築き上げられてきたしなやかな産業構造など、津市の多様な強みを最大限に活かします。
そして、この強みを土台とし、若い世代が求める結婚、妊娠、出産、子育てしやすい環境づくりを進め、子どもを生み育てやすい津市に磨きをかけるとともに、津市の格調をさらに高め、住みたくなる津市、住むことに誇りを持つ津市を目指します。出生数の維持・増加に向けた出会いの場の創出や結婚・妊娠・出産、子育てしやすい環境づくりに引き続き取り組むとともに、移住・定住者数の増加につなげるため、働く場の確保や地方都市としての住みやすさの向上に向けてさらに取り組みます。加えて、国の基本方針で新たな視点として示された、「地方へのひと・資金の流れを強化する」、SDGsを原動力とした地方創生など「新しい時代の流れを力にする」、また、女性、高齢者、障がい者、外国人など「誰もが活躍できる地域社会をつくる」ことなどを踏まえた取組も進めます。なお、これらに取り組むに当たっては、次の事項を本計画期間における基本目標として掲げます。
・基本目標①出会い・結婚・出産・子育てしやすい環境づくり
・基本目標②産業振興、企業立地等による安定した雇用の創出・拡大
・基本目標③定住・還流・移住などによる新たなひとの流れの創出
・基本目標④人と人が繋がった暮らしやすい地域づくり