関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
地域の現状
本市の人口は、平成7年の36万人をピークに、近年は横ばい状況から緩やかな人口減少傾向へと転じている。また、大阪と京都の中間に位置し、高度経済成長期の昭和30~40年代にかけて全国的にも稀にみる人口急増を経験しており、高齢「安満遺跡公園」、「(仮称)高槻子ども未来館」整備予定地「城跡公園」再整備画計画地新文化施設建設予定地化率が全国平均や近隣他市よりも高い状態にある。これに加え、生産年齢人口が転出超過傾向にある。人口流入を促進するため、本市では、これまでJR高槻駅及び阪急高槻市駅を中心とした約150haを中心市街地として位置付けたまちづくりを進めてきた。平成21年以降、JR高槻駅北ゾーンでは大学都市型キャンパス、大規模集合住宅、複合施設が整備されるなど、通行量が増加したが、JR・阪急駅間ゾーン、阪急高槻市駅南ゾーンは、歩行者通行量がなおも減少傾向にあり、集客施設が不足していたことが原因の一つとなっている。こうした現状を踏まえ、本市では、平成29年6月に認定された高槻市中心市街地活性化基本計画において、駅間ゾー
ン、駅南ゾーンに新たに整備する拠点施設を追加し、集客拠点の強化とそれらをつなぐ動線強化に向けた取組を進めている。
地域の課題
本市の人口は、現在は減少傾向にあり、今後このような状況が続くと、加速度的に人口減少が進む可能性があり、ひいては本市の活力低下につながる。人口減少に対応し、本市への人口流入を促進するため、本市は、本市の玄関口であるJR高槻駅及び阪急高槻市駅周辺を核とする中心市街地の活性化に取り組んでおり、平成29年には高槻市中心市街地活性化基本計画を作成し、更なる魅力の向上に取り組んでいるところである。高槻市中心市街地活性化基本計画において対象地域とする阪急高槻市駅の南側に位置するゾーンは、市の文化交流拠点である高槻現代劇場や、教育施設が集積する文教エリアであるとともに、中心市街地における貴重な緑の空間である城跡公園が存在するなど、本市の魅力となり得る高い潜在能力を秘めた場所であるが、当該ゾーンに所在する市民会館は老朽化しており、現在の文化芸術環境への対応が困難となっており、また城跡公園も、各施設の老朽化が進行し、機能が低下しているため、中心市街地の活性化の支障となっている。
目標
【概要】
本市の人口減少に対応し、人口流入の起点としてJR高槻駅及び阪急高槻市駅周辺を更に活性化させるには、阪急高槻市駅南側ゾーンの活性化が不可欠である。当該ゾーンに位置する城跡公園の「みどり・歴史・文化でつながる憩いとにぎわい空間」を基本理念とした、市民会館との一体的な再整備を図るとともに、市民会館については、「ひとが集い、交流し、成長する文化拠点施設」を基本理念として掲げる新文化施設を中心市街地における集客拠点施設として整備し、文化芸術の振興はもとより、文化芸術を通じた地域住民相互の多様な交流やまちのにぎわいの創出を図る。高槻市新文化施設の整備は、現在の市民会館の課題を解消するだけでなく、本市の文化振興施策の拠点施設として、優れた文化芸術の公演、市民参加型の事業等、市民の日常練習や発表の場を提供することで、市内外からより多くの来場者を呼び込むこととする。また、新文化施設には、附帯民間施設としてカフェを誘致するほか、一体的に再整備する城跡公園との連携により、ホール公演がない場合においても日常的に来場者が訪れる仕掛けづくりを図るものとする。これに加え、近隣の歴史館や商業施設等とも連携した事業展開により、単なる市民会館の建て替えにとどまらない、より一層の整備効果の推進を図る。これにより、集客拠点施設として文化芸術を通じた住民相互の多様な交流や市外からの来訪者を見込むことができるため、交流人口の増加が期待できる。