関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
【地域の概要】
養父市は、兵庫県北部の但馬地域の中央に位置し、2004年(平成16年)に、養父郡4町(八鹿町、養父町、大屋町、関宮町)が合併し、誕生した。面積は422.91㎢で兵庫県全体の5%、但馬地域の19.8%を占めている。地域の東部を、一級河川円山川が南東から北西の方向に流れ、その支流の八木川に沿って旧八鹿町、旧関宮町が、大屋川に沿って旧養父町、旧大屋町が位置している。地域の西部は、県下最高峰の氷ノ山(標高1,510m)や妙見山、鉢伏山、ハチ高原、若杉高原など山岳高原地帯で、自然環境に恵まれている。また、2014年(平成26年)には、国家戦略特区に指定され、食料の安定供給を図るために重要な中山間地域における農業の改革拠点として、農業振興へ強い推進力が生まれた。国家戦略特区による規制緩和によって更なる地方創生に向けた取り組みが市内で生み出されることが期待されている。
【地域の課題】
本市においても、地方の大きな課題である人口減少と少子高齢化に歯止めがかかっていない。養父市域(2004年以前は旧養父郡域)における国勢調査による人口推移をみると、1965年(昭和40年)の40,740人から年々人口減少が進み、直近の国勢調査である2015年(平成27年)は、24,288人まで減少している。今後の人口動態について養父市人口ビジョンによる市独自推計では、2060年には9,876
人にまで減少するとしている。自然動態については、自然減の状況が継続しており、平成24~26年度の平均でみると、年間△278人となっている。要因として合計特殊出生率の低下、出産年齢人口の減少、未婚率の上昇等が考えられる。社会動態についても、社会減の状況が続いており、平成24~26年度の平均でみると、年間△177人となっている。要因として、若年層の都市部への流出、大規模公共工事終了による作業員の転居等が考えられる。また、高齢化率をみると、1965年には10.8%であったが、2015年には36.4%にまで上昇している。一方で年少人口率は1965年には、27.6%であったが、2015年には11.6%にまで減少している。このように、年々減少する人口と近年顕著に表れている少子高齢化に対して、対策が迫られている状況である。このような少子高齢化が続くと、市民の暮らしに欠かせない公共施設、医療施設、公共交通、商業施設等の維持が困難になるという課題が生じる。
【課題解決のために】
これら課題解決のために、地域の情報を戦略的に発信するなど、現役世代のU・I・Jターンを促進するとともに、次世代のUターンを促進するためのふるさと意識の醸成を図る。次に、農業をはじめ本市の特徴を生かした就業の機会を創出し、本市で生活するための基礎を築くと同時に、若い世代が結婚、出産、子育ての希望を叶え、たくさんの子どもたちの笑顔があふれるまちにする。そして、養父市での生活は人と人とのつながりを大切にし、健康で元気な生活を実現することで、いつまでも暮らし続けたいまちにすることを目標とする。具体的な事業は、下記の基本目標のもとで行う。
・基本目標1“住みたいまち”にふるさとへの愛着と魅力の醸成・発信による新しい「ひと」の流れを創る
・基本目標2“チャレンジできるまち”に恵まれた機会と養父市が持つ強みを生かし、養父らしい「しごと」を創る
・基本目標3“子育てしたいまち”に安心して出産・子育てができる環境と地域全体で将来の担い手を創る
・基本目標4“健康長寿のまち”に生涯現役で安心して幸せに暮らせる環境を創る