関連するSDGs目標
概要
このプロジェクトは内閣府のこちらのページをもとに作成しているため、プロジェクトの詳細内容が更新されている内容と異なる場合がございます。自治体のご担当者の方で情報更新等ございましたらこちらのフォームよりご連絡ください
お問合せフォーム
地域再生計画の目標
新温泉町は、兵庫県の北西部に位置し、北は日本海、東と南は香美町、西は鳥取県に接する地域で、内陸部は1,000メートル級の山々に囲まれている。また、平成22年10月に世界ジオパーク加盟が認定された山陰海岸ジオパークの中央に位置し、山陰海岸国立公園、氷ノ山後山那岐山国定公園、但馬山岳県立自然公園などの自然公園指定区域を有しており、その面積は町全体の46.3%を占めている。それに加え、約1,150年前に慈覚大師により開湯されたと伝えられている湯村温泉をはじめ、浜坂温泉、七釜温泉、二日市温泉の浜坂温泉郷を有しており、『海・山・温泉』を包含する豊かな自然環境に恵まれている。本町の人口は、昭和25年の29,788人から減少が続いており、平成22年10月に行われた国勢調査では16,004人、平成27年10月に行われた国勢調査では、14,819人となっている。また、平成30年3月に公表された国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、令和27年には、人口が8,327人まで減少すると予測されている。なお、住民基本台帳によると平成27年10月の人口は15,516人、令和2年10月は14,028人となっている。年齢3区分別の人口動態については、平成7年に老年人口が年少人口を上回ってから、その差はますます開いており、平成27年の国勢調査では、年少人口割合が11.5%、生産年齢人口割合が51.6%といずれも減少傾向にあり、老年人口割合が36.9%と増加傾向となっている。
自然動態については、死亡数がこれまでから概ね横ばいで推移しているのに対し、出生数は減少傾向にあり、自然減の状態が続いている。令和元年には168人の自然減となっている。合計特殊出生率は県内でも比較的高い数値(平成22年は1.76)で推移していたが、平成27年の国勢調査結果に基づき算出した数値では1.43と大きく低下している。あわせて、出生数が減少傾向にある要因には、合計特殊出生率を算出する際に母数とする15~49歳の女性の人口減少が大きいことがある。また、社会動態については、転入・転出数ともに減少傾向にあるが、転入数を転出数が上回る社会減の状態が続いている。令和元年には98人の社会減となっている。特に、若者の10代後半での進学や就職等による町外への転出が顕著であるのに対し、大学卒業後の就職に伴う20代前半での転入が少なく、それが人口減少の大きな要因となっている。今後も人口減少が進むことで、コミュニティ機能の低下や地域の賑わいの喪失、地域消費の減少に伴う地域経済活動の低下、地域産業の衰退などといった影響が懸念される。そのため本町では、これらの課題に対応するため、若い世代の希望をかなえる雇用・就労環境の確保、地域ブランドの強化による地域産業の活性化や観光・交流によるまちの賑わいの創出(しごとの創生)に取り組むとともに、出会いの場づくりや子育ての不安を和らげる結婚・出産・子育て環境の充実や、安らぎと憩いの空間における定住環境を整えることで子育て世代、若者を中心とした移住・定住を促進(ひとの創生)し、あわせて、安全・安心で快適な暮らしを支えるまちづくり(まちの創生)に取り組むこととしている。具体的な事業は、本計画期間における以下の基本目標に基づいて実施し、目標の達成を図る。
・基本目標1まちを支える産業の振興
・基本目標2まちでもてなす交流の拡大
・基本目標3まちが見守る若者の未来
・基本目標4まちでゆったり安心暮らし