関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
雲南市は、2015年に策定した地方版まち・ひと・しごと創生総合戦略(Ⅰ期)に人口の社会増を目標に掲げ、子育て環境の整備、質の高い教育の提供、雇用や住宅施策、さらには「人づくり」や「若者誘致」など様々な取り組みを進めてきた。人口移動について振り返ると、都市圏での活発な雇用活動によって依然として東京圏への一極集中が続いており、本市においても2016年に+2人だった県外の社会動態が2019年には-123人となるなど、若者世代を中心に就職等を契機とした県外流出が進んでいる。これに加え主に「就職・結婚」、「住宅」等を理由に隣接する松江市、出雲市への転出超過が続いており、2018年の状況を見ると、松江市に対して139人の転出超過(雲南市への転入129人に対し、松江市への転出者268人)となっており、出雲市に対しては109人の転出超過(雲南市への転入123人に対し、出雲市への転出者232人)となっている。特に20歳代、30歳代の子育て世代の人口減が多く、目標としていた人口数(2024年に36,500人)とは大きくかけ離れている。このような現状が続くと少子高齢化に拍車がかかり、集落機能の崩壊や空き家等の増大などの地域力の低下、さらには購買力の低下や地域産業の担い手不足による地域経済の衰退が懸念される。これらの課題に対応するため、これまで以上に子育て世代の流出防止対策とUIターン増に向けた取り組みを強化し、人口の社会増に向けた努力を続ける。特に、流出減が激しい20歳代、30歳代の若者・子育て世代を施策の重点対象と、
施策を展開していく。子育てしながら働きやすい環境づくり、松江市、出雲市に近い住宅環境の整備、子育てに係るきめ細やかなサービスの提供、こうした安心して子どもを産み育てることができる環境をつくる(定住基盤の整備)。
また、人材の育成・確保を進める「子ども×若者×大人×企業チャレンジ」の取り組みは、社会課題の解決と市民生活の向上に向けた取り組みとして、全国的に注目されつつある。本市のチャレンジの取り組みから、市民の手で市民のチャレンジを後押しして行こうという活動が生まれてきている。さらには、地域自主組織の「円卓会議」から政策が生まれるようになってきた。こうした取り組みを一層推進し、持続可能なまち(安心して暮らし続けられる地域)の実現を目指す(人材の育成・確保)。行政や地域自主組織をはじめとする関係団体、NPOなどの多様な関係者が協働しながら地域全体を支え合う体制をつくっていきつつ、上記の取り組みを進めることで持続可能なまちを実現し、ひいては人口の社会増を実現する。