関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
地域の現状
【地理的及び自然的特性】
本市は大阪府の北東部にあって大阪と京都のほぼ中間に位置している。北は北摂山地に連なる山並みと丘陵、南は山間から流れ出る芥川・檜尾川などによって形成された平野が広がり、琵琶湖から大阪湾に流れる淀川が市域の南の境になっている。市街地を南北に二分してJR東海道本線と阪急京都線が並走し、さらに、南部では東海道新幹線が、北部では丘陵地を名神高速道路、山間部を新名神高速道路が高槻ジャンクション・インターチェンジを介し、東西に横断している。
【人口】
本市の人口について、平成7年の362,270人をピークに減少しており、351,829人(平成27年国勢調査結果)まで落ち込んでいる。住民基本台帳によると令和3年3月には350,819人となっており、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、令和47年には、平成27年比で人口が65.7%に減少する見込みである。本市の年齢3区分別の人口推移をみると、年少人口は平成22年には48,985人だったものが令和元年には44,111人、老年人口は平成22年には82,285人だったものが令和元年には102,217人となっており、少子高齢化が進んでいる。生産年齢についても平成22年には227,623人だったものが令和元年には205,404人となっている。近年における転入数・転出数の動向では、転入数・転出数とも減少傾向にあり平成29年を除いて、転出数が転入数を上回る「社会減」の状況となっている。令和元年では転入数11,308人、転出数11,439人で131人の社会減となっている。
【産業】
小売業の事業者数、従業者数、年間商品販売額は近年、微増であるが長期的には減少している。また、本市の産業分類別生産額(付加価値額)は、第3次産業が6,742億円と最も大きいが、支出については、地域外への流出が上回っており、地域経済循環率は76.1%となっている。
【観光】
本市への観光目的での来訪者は平成28年度にピークを迎えている。その後は自然災害による影響等もあり、全体の来訪者は減少傾向となっている。また、来訪者の来訪目的を周辺市と比較すると、本市は「観光・レジャー」目的の来訪が少なく、観光イメージの形成に課題があることを象徴していると言える。
【将棋】
本市では、武家屋敷が広がっていた高槻城三の丸跡から、江戸時代の小将棋や中将棋の駒が多数発掘されている。また、初代高槻藩主である永井直清は文化に造詣が深く、古くから広く将棋がたしなまれていたことがうかがえる。本市における棋士の活躍は、明治25年生まれの中井捨吉八段に始まり、現在においても、現役最年長棋士である桐山清澄九段をはじめ、本市ゆかりの棋士が多数活躍しており、現役棋士は7名となっている。公益社団法人日本将棋連盟所属の現役性棋士が約160人であることから、この棋士の数は全国的にも誇れる輩出率であり、本市は将棋と深く関わりを持ったまちと言える。平成30年には、市制施行75周年を迎え、その節目の年に全国の自治体では初めて、公益社団法人日本将棋連盟と包括連携協定を締結した。これを一つの契機として、公益社団法人日本将棋連盟との連携を一層強化し、市内で様々な将棋の取り組みを推進している。取り組みの一つとして、以下のとおり将棋大会を主催したが、(参照)巻末『参考資料』市外住民意識調査「目的地分析周辺各市来訪目的」
新型コロナウイルスの流行により令和2年度の実施は見送っている。なお、2021年2月22日、公益社団法人日本将棋連盟は、老朽化を理由として、現在大阪市福島区にある関西将棋会館を当市に移転することを決定した。
地域の課題
本市の産業を示すデータは近年、微増であるが長期的には減少しており、かつ、観光目的の来訪者も減少傾向といった状況にあるため、地域内消費が減退し、まちの賑わい・活力の衰退が懸念されている。
地域の目標
地域の課題に記載した課題に対応するため、本市にゆかりのある将棋を活用し、自治体としては初となる日本将棋連盟との包括連携協定等に基づき、関西将棋会館の高槻移転を契機として、交流人口、関係人口の増加(またそれに伴う市内消費額の向上)を目指す。