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寺島宗則旧家保存活用プロジェクト

関連するSDGs目標

  • 質の高い教育をみんなに
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 陸の豊かさを守ろう

概要

このプロジェクトは内閣府のこちらのページをもとに作成しているため、プロジェクトの詳細内容が更新されている内容と異なる場合がございます。自治体のご担当者の方で情報更新等ございましたらこちらのフォームよりご連絡ください
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地域再生計画の目標

地域の現状

鹿児島県阿久根市(以下「本市」という。)は薩摩半島の北西部に位置し,南は薩摩川内市,北は出水市に隣接しており,総面積は,134.28k㎡である。西に東シナ海を望み,東は紫尾山系が迫り,北部地域は緩やかな丘陵地帯で温暖な気候により農業も盛んであり,中部地域は,中心を流れる高松川,山下川の流域が水田地帯となっている。本市の地形は,南北に細長い形状をしており,海岸線の総延長は約40kmで,奇礁奇岩と阿久根大島など点在する島々の景観は自然豊かで,県立自然公園の指定を受けている。また,本市の産業は,農業及び漁業の第一次産業を基幹産業に,その産物を生かした食品関連の製造業が発展し,本市の特産品には「アクネうまいネ自然だネ」を統一ブランドのキャッチコピーとして販売促進を図り,「食のまち阿久根」としてのイメージ向上に努めている。市内北部に位置する脇本地区には自然豊かな無人島の寺島がある。そして脇本地区と長島町との間には,日本三大急潮のひとつで,渦潮が発生することで有名な黒之瀬戸海峡がある。その黒之瀬戸に近接する梶折鼻公園は桜の名所としても知られており,現在,渦潮を直下に望むビュースポットや散策路を整備している。

こうした中,本市においては,平成27年度に「第5次阿久根市総合計画(後期基本計画)」を策定し,「自然と人が共生するまち」をあるべきまちの姿として掲げ,『「住んでいるまち」から「住んでよかったまち」,そして「住みたいまち」へ』を基本理念として,市政運営を行っている。また,平成27年12月には「笑顔あふれる阿久根市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン及び総合戦略」を策定し,基本目標として阿久根の「みどこい※注」を生かした人と人がつながるまちをつくることを,また,重点目標として阿久根に訪れる人を増やすこと(交流人口の増大)を掲げ,施策の方向性として,「平成30年に明治維新150年を迎えることから,鹿児島県への観光客の増加が見込まれる。

本市に残る旧薩摩街道や薩摩藩の御用商人であった河南源兵衛,第4代外務卿となった寺島宗則など歴史資源を活用した観光地づくりに努め,北薩摩周遊ルートに位置づけて誘客を図る。」とうたってお

り,地域の活力を生み出す地方創生に向けた取組を推進のため,「電気通信の父」寺島宗則(松木弘安)にスポットを当て,本市脇本に現存する寺島宗則旧家の修復や周辺環境を整備し,観光客の誘致に取り組み市内観光入込客数は平成29年には45万5千人だったものが平成31年には47万人と増加傾向にあるものの,さらなる観光客獲得のため引き続き取り組みの継続が求められている。※注みどこいとは,阿久根の方言で,中心の良いところを指すことば,みどころ。

地域の課題

本市の観光入込客数は,近年年間44万人とほぼ横ばいで推移していたが,宿泊・温泉施設の休館により平成28年度は35万人と減少している。また,本市への観光客の9割が日帰りで,トイレ休憩と

食事で2時間程度の滞在が大半となっており,観光客を楽しませ滞在時間を伸ばすためのコンテンツを充実して,誘客を図ることが地域経済浮揚のための重要課題である。本市の歴史資源の一つである寺島宗則旧家は,天保年間に建築されたもので,築後約180年を経過している。老朽化が進み、一時は解体も検討されたが,近くの西徳寺楼門と合わせ歴史的建造物として,地元からその活用が望まれている。

特に,平成30年には明治維新から150周年という節目の年を迎え,鹿児島県内に多くの観光客が訪れることが予想されたことから,寺島旧家の保全及び周辺環境の整備を行い,寺島宗則についての

展示がある尚古集成館(鹿児島市),薩摩藩英国留学生記念館(いちき串木野市)と寺島宗則旧家を結ぶ広域的な周遊コースとして,本市への観光客を増やし,その滞在時間を伸ばすことが喫緊の課題であるが,周辺整備の遅れなどから,受け入れ体制の確立がなされていない。今後は,寺島宗則の功績を後世に伝えるための啓発活動と合わせ,周辺整備の完成が急務となっている。

目標

今回のプロジェクトは,本市の偉人で明治維新の立役者の一人でもある「電気通信の父」寺島宗則(松木弘安)にスポットを当て,本市脇本地区に現存する、自然豊かで歴史的価値も高い寺島宗則旧家

の修復や周辺環境の整備による観光客増を図るものである。さらに,歴史・文化など関係の深い市・町との広域連携による周遊観光を促進し,市外・県外からの交流人口増,及び地元産品の消費拡大に繋げることを目標とする。

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