関連するSDGs目標
概要
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地域再生計画の目標
【地域の現状と課題】
(地理的・自然的特性)
鹿児島県出水市(以下「本市」という。)は、鹿児島県北西部の八代海に面した出水平野に位置し、温暖な気候、広大で肥沃な平野、豊かな水と緑、海・山の自然環境に恵まれたまちです。本市には、毎年1万羽を超えるツルが渡来する世界的な越冬地(国の特別天然記念物に指定)や、江戸時代に要衝の地として薩摩藩最大の外城が置かれた出水麓武家屋敷群(国の重要伝統的建造物群保存地区に選定)を有しており、往時の面影が今も残る「ツルと歴史のまち」です。
産業構造は、地理的条件を活かした農業と、連関する食料品製造業・飲食料品卸売業が売上高の上位を占めています(2016経済センサス)。本市では、温暖な気候を生かして、スポーツ合宿やスポーツ大会の誘致に取り組むため、現在「スポーツ合宿等誘致推進補助金」を設け、積極的な誘致に取り組んでいます。しかし、体育施設の老朽化や雨天時の対応等が十分整っておらず、スポーツを通じた関係人口の継続に課題があります。
(人口)
本市の人口は、平成7年には58,655人でしたが平成27年には53,758人(国勢調査)となっています。国立社会保障・人口問題研究所による人口推計においては、令和22年には40,696人と40,000人台を切る寸前までになると推計されており、今後も人口は減少し続ける見込みです。
また、年少人口の減少や、高齢者の増加により、それぞれの地域で担い手が不足し、コミュニティの維持・存続が困難になり、地域の絆が失われてしまいかねない状況です。そこで、世代別に縦割りで区分した対策ではなく、誰もが活躍できる地域社会をつくるために、横断的な活動を支援する交流拠点施設が必要になっています。
(交流人口)
本市では、「産業振興・しごと創出」、「結婚・出産・子育て」、「定住・交流促進」の3つの方向で施策を展開しましたが、計画期間である5年間で本市の人口は国立社会保障・人口問題研究所が推計した人口を上回る結果となったものの、人口減少に歯止めをかけることには至っておらず、今後も取組の結果を踏まえて、定住人口の増ともに、関係人口、交流人口を増やし地域経済の活性化を図るため、継続的に施策を展開する必要があります。このような中、本市が取り組んできたスポーツ合宿等の誘致によるスポーツ関係者の延べ宿泊数は、平成27年度が8,320人だったのに対し、平成30年度は5,580人と減少傾向にあり、(地理的・自然的特性)に記載したとおり、体育施設の老朽化や雨天時に対応できる施設等が十分整っていないことが挙げられ、これまでのようなスポーツ合宿等の誘致に対する施策だけでなく、合宿地として選んでもらえるような、魅力的な施設を整備し、スポーツを通じた関係人口の創出に取り組む必要があります。
【目標】
本計画では、世代を横断する活動を支援する交流拠点の整備(屋根付き市民ふれあい広場整備事業)や、民間団体との協働により地域資源として当たり前のように存在していた東光山の魅力を高める取組(東光山花見山公園化事業)、さらには、スポーツ大会や合宿等の利用を促進するため、全天候型の陸上競技場の整備(陸上競技場全天候化事業)を通じて、定住人口の増加や関係人口、交流人口の創出を図るとともに、地域内外の絆・つながりを強化し、地域の魅力を高めることで、10年後・20年後の「住みたいまち・行きたいまち出水市」を目指します。