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南さつま飛びたて高校生プロジェクト

関連するSDGs目標

  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • 住み続けられるまちづくりを
  • 陸の豊かさを守ろう

概要

このプロジェクトは内閣府のこちらのページをもとに作成しているため、プロジェクトの詳細内容が更新されている内容と異なる場合がございます。自治体のご担当者の方で情報更新等ございましたらこちらのフォームよりご連絡ください
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地域再生計画の目標

本市は鹿児島県薩摩半島南西部に位置する自治体である。人口については、平成17年の合併時には4万1,677人であったが、平成27年には3万5,439人(共に国勢調査確定値)と、大きく減少傾向にあり、高齢化率も平成27年時点で37.4%と高い水準にある。教育環境は、市内に大学はない一方で、高校については、進学校である鹿児島県立加世田高等学校、農業及び福祉関連の学科を有する鹿児島県立加世田常潤高等学校、大規模な寮を有し、看護学科を中心として県外からの進学も多い学校法人希望が丘学園鳳凰高等学校と、それぞれ特色を有する3校がある。

本市の中学卒業生のうち、市外の高校に進学する生徒の割合が増加しており、全体として児童数は少子化により徐々に減少していること等により、市内の各高校は、近年定員割れが続いている。本市では既に平成18年に鹿児島県立笠沙高等学校の閉校を経験しているが、今後より一層高校の生徒が減少し、更なる閉校等に繋がった場合、市内の結婚・妊娠・出産子育て環境、更には地域経済に大きな負の影響を与えることが懸念される。

一方、市内の3高校の卒業生のうち、市内に就職する者は一定数いるが、その割合は平成27年度卒業生で25%(27人)程度に留まっている。また、市が、平成27年度に地方版総合戦略の立案に際して高校生アンケートを行っているが、将来働きたい地域として、南さつま市を挙げた生徒は、全体で8.2%、南さつま市居住者であっても20.2%と低い水準にある。こうしたことから、高校の存在が、必ずしも市内の産業の活性化に結びつけられていない現状となっている。

本市が、南薩地域の中心地の一つとして今後も活力のあるまちであり続けるには、市内の各高校が、これまで以上に、それぞれの特徴を活かした魅力ある学校づくりを行い、進学予定の中学生や地域経済界にとって支持される学校として、維持・発展していくことが求められている。ただし、3校とも異なる特色を持つ学校であり、また生徒の進路希望も多様であることから、市が一律の活性化策を企画し、押し付けることが望ましい結果に繋がるとは限らないと考えられる。

本計画では、それぞれ特徴的な歴史・実績を有する本市内の3つの高校に対し、教育環境充実、スポーツ活動、文化的活動等の分野において、新たな独自色を打ち出す事業、自らの強みを増すような事業、地域とのかかわりの中でその魅力を学び・体験する事業など、独自の提案を立案することを求め、市として審査の上で財政的支援を行う。これにより、教員や生徒が立案した、学校をより魅力のある場所にするための新たな試みを実行に移すことが可能となり、ひいては各学校がより地域に根ざした魅力ある高校として活性化し、地域において多用なニーズに合わせた子育て環境が維持・発展していくことを目指す。併せて、各高校の進路指導者と地域の経済界と間の結びつきを強める取組を行うことにより、就職希望の高校生の市内への就職を促し、総合的な地域活性化を図る。

 

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